勤務地 | 神奈川県川崎市川崎区 |
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施設 | 企業 |
募集科目 | 産業医 |
給与 | 1200〜1300万円 (年収) |
業務内容 | ・安全衛生委員会・健康管理措置意見書作成... |
産業医とは、事業場において労働者が健康で快適な作業環境のもとで仕事が行えるよう、専門的立場から指導・助言を行う医師の事です。
基本的には従業員(患者)の立場を優先して働く立場にありますので、従業員との信頼関係をいかに構築するかがポイントとなります。
夜勤なし、日勤のみ、そして土日は休みのケースが多いなど、家庭や自分の時間を大切にしたい先生に人気のあるお仕事です。
契約の形態は専属産業医と嘱託産業医の2種類です。
専属産業医は一社の専属として、週5日の契約を取り交わします。研究日については認められているケースがほとんどですが、稀に契約内に含まれていないことがあります。
嘱託産業医の場合は、産業医の最低配置基準が50名以上の事業場という事もあり、月一回半日程度の契約が最小単位となります。ご自身のスケジュールに合わせて複数社契約される方もいらっしゃいます。
≪一般的な契約内容≫
◎専属産業医
日数:週4〜5日 ※土日祝休みが一般的です。
時間:9時〜18時 ※企業の定時や、先生のご希望時間により変動します。
給与:1,100万円〜1,700万円/年俸 ※ご経験や、契約日数等により変動します。
◎嘱託産業医
日数:月1回
時間:2時間程度〜
給与:40,000円〜70,000円/半日 ・ 80,000円〜100,000円/1日
産業医に求める水準は企業により異なっており、従業員の健康増進に向け様々な取り組みをしてくれる産業医を求めている企業もあれば、行政の届け出の為最低限の契約を求めている企業もあり、様々です。
特に近頃は『ストレスチェックの義務化』など、メンタルヘルスに対する関心も高まっており、メンタル対応のプロフェッショナルを求める企業が増えてきています。
産業医となるための要件としては、医師であることに加え、労働者の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識について厚生労働省令で定める要件を備えた者でなければならないとされています。
厚生労働省によって、産業医が行うべきとされている業務は以下の通りです。
実際の現場ではどのような仕事を行っているのでしょうか。
その一部を具体的に抜き出してみました。
産業医は、毎月1回以上、職場を巡視することが求められています。労働者の実際に働く状況を理解することは産業医として適切なアドバイスを行うための基本であり、また労働者の健康を保持するために改善が必要な環境や作業があれば、その指導を行います。
化学物質等の有害性に関する情報と、実際の作業環境や労働者の曝露の状況を総合的に判断し、健康障害が発生するリスクを評価します。リスクが高いと判断された場合には、事業者に対して、指導や勧告を行います。
職場で実施する集団教育は、有害物質や有害エネルギーによる健康障害の防止から生活習慣の改善に関するものまであり、産業医は幅広いテーマに対応する必要があります。その中でも最近の企業の状況を反映して、メンタルヘルス教育の実施機会が増えています。
労働者の健康に関する事項を審議する場として各事業場に衛生委員会が設置されることになっています。産業医は衛生委員会の正式なメンバーとして、労働者の健康を保持するための個別的な事項の検討だけでなく、職場の安全衛生体制の構築にも参画します。
すべての労働者は、毎年1回以上の健康診断を受診することになっていますが、当然のことながら健康診断を実施するだけでは健康状態は改善しません。結果に基づき、生活習慣の改善の指導を行ったり、健康状態によっては本人と職場に対して働き方の改善を助言したりします。
近頃では、長時間労働によって、従業員が身心にトラブルを抱えるケースが多くなっています。そのため、労働時間数が一定の水準を超えた社員をピックアップし、フィジカル・メンタルに問題が無いか確認するための面談を行います。