HOMEDOCTOR’S EYE若手医師が語る三菱京都病院 池田裕美枝 先生

三菱京都病院 池田裕美枝 先生

クローズアップドクター

医師を志す原点は…

池田 裕美枝(いけだ・ゆみえ)

【プロフィール】

池田 裕美枝(いけだ・ゆみえ)

2003年 京都大学医学部卒業
初めは「からだの仕組み」に興味があったという。しかしその後、病院実習過程での「患者さんとの出会い」から医師を目指し、受診した「自己の経験」から女性医療という新しい分野へ挑戦している。
多くの女性の笑顔を取り戻すために、そして女性医療といういまだ未開拓医療のパイオニア的存在として、今日も三菱京都病院にて活躍中。

【医師を志す原点は・・・】

医学部に入ったときには、医師になろうとは思っていませんでした。
高校生の頃は医師の仕事よりも「からだの仕組み」 に興味があり基礎研究者を目指していました。
医師になりたいと思ったのは、病院実習を始めて患者さんたちのお話を伺うようになってからです。
「医師を志す原点」は、出会った患者さんたちにあります。
病気は一人ひとりの患者さんにとって、大きなライフイベントです。その最中で、患者さんたちはこれまでの半生を振り返り様々な思いを巡らせておられます。
お尻の青い医学生としてその傍らにあって、そんな方々から色んなお話を伺いました。
そして患者さんから人生ひとつ分もあるような「メッセージ」を受け取るたび、それを次の診療に生かしていきたい思いに駆られました。
また、患者さん達と出会う中で、人が「元気」であることはとってもありがたく嬉しいことだと感じるようになり、予防医療や「未病」の考え方に強く惹かれました。

【「女性医療」との出会い】

医学部に入ったときには、医師になろうとは思っていませんでした。
高校生の頃は医師の仕事よりも「からだの仕組み」 に興味があり基礎研究者を目指していました。
医師になりたいと思ったのは、病院実習を始めて患者さんたちのお話を伺うようになってからです。
「医師を志す原点」は、出会った患者さんたちにあります。
病気は一人ひとりの患者さんにとって、大きなライフイベントです。その最中で、患者さんたちはこれまでの半生を振り返り様々な思いを巡らせておられます。
お尻の青い医学生としてその傍らにあって、そんな方々から色んなお話を伺いました。
そして患者さんから人生ひとつ分もあるような「メッセージ」を受け取るたび、それを次の診療に生かしていきたい思いに駆られました。
また、患者さん達と出会う中で、人が「元気」であることはとってもありがたく嬉しいことだと感じるようになり、予防医療や「未病」の考え方に強く惹かれました。

【女性の笑顔を増やすサポートをしていきたい!】

私は笑顔が大好きです。
女性医療の立場から、世の中の笑顔を増やすお手伝いをしたいと思っています。
元気な女性たちが、もっと元気になるように。病気にならないように。心も体も健康であるように。その笑顔を見たら、周りも笑顔になるような、そんな笑顔が増えたらどんなにいいだろうと思います。
女性外来を訪れる患者さんたちの多くは、特に重篤な病気ではないんだけれど、山ほどの精神的ストレスから体のあちらこちらに負担がきている、そんな方々で す。診察時間が長くかかるわりに、これといって有効な治療があるわけでもなく、多くの医師はため息を付いてしまいます。でもそんな方々が、いつしかやっぱ り、元気な笑顔を取り戻したとしたら、素晴らしいことだと思うのです。きっとご主人も、お子さんも、会社の同僚の方々も喜びます。
そのために、現代に存在する医療の中で、その患者さんにとっての最適な医療を提供する、というのが目標です。
現状を振り返ると、まだまだ遠い夢なのですが・・・。
私は、総合医療としての女性医療を目指すに当たり、まずジェネラリストの基盤をもって、サブスペシャリティーとして女性医療をやりたいと思いました。
日本には女性医療を専門に研修するコースがまだなく、私は内科プライマリケアの研修を3年した後、産婦人科の研修を始めました。今の病院で仕事にとりくみ 1年目になります。内科研修の3年間で、文献検索ができるようになったりEBMを論じてみたり、たくさん学んだ気になっていましたが、いざ婦人科外来で不 定愁訴を訴える更年期女性を前にしてみると、自分の無力さに唖然となります。その方が元気を取り戻すために、自分にできることが少ないからです。もちろ ん、重篤な病気が潜んでいないことを確認するという重要な第一関門を突破するには、これまで総合内科で身につけたことがフル活用されます。でもその次の 「手」がなかなか出ません。カウンセリングや漢方医学も身に着けて、自分の「手」を増やしていこうと努力中です。
そして、同じ志を持つ後進の医師たちがもっと要領よく女性医療を学べるような場作りをしていくのも、大きな目標のひとつです。

【医療有資格者の皆さんに一言!】

私は毎朝、目覚めて一番始めに見た、鏡の中の自分に向かって、「おはよう!」と声に出して挨拶をします。
院内でもすれ違う方々に笑顔で挨拶をすることを心がけています。
挨拶は、基本です。
医師どうしで診断や治療方針について話すとき、ディスカッションはあればあるほどいいと思っています。そのほうが洗練されます。あいつは話しても通じない、と思われたら最悪です。良いディスカッションには良い人間関係、そして人間関係の基本は挨拶です。特に教えていただいたり、指摘を受けたりしたときの「ありがとうございます!」は重要です。
患者さんについての把握をしたいなら、ナースやコメディカルの方々とのコミュニケーションは必須です。その患者さんを見る眼が数倍になり、それまで気付かなかったことをたくさん教えてくれます。あの先生は何いっても聞いてくれない、と思われたら、かなりの損です。「よろしくお願いします!」は大切です。
それから、お掃除のおばさんやおじさんと毎日挨拶をしていると、思わぬ裏話が聞けたりして、職場がぐっと楽しくなることもあります。
医療現場は時にとっても過酷で、肉体的にも精神的にも疲労してしまうことがあります。
ちゃんと自分とも挨拶をして、今日の元気度をチェックしつつ、精神的にも肉体的にも健康を維持できるようにしたいです。元気が無かったらちゃんと休む。泣きたいときにはちゃんと泣く。そんなことも、きっと大事なことなんだろうなと思います。

当社の転職支援サービス

わたしたちは、誠意を持って
医師の皆様をサポートします!

求人をお探しの医師の方無料会員登録

全国25拠点のネットワーク。転職・1日単位の健康診断・アルバイトまで丁寧にサポート!

MC-産業医ネット
官公庁・自治体様向け アウトソーシング事業 お問い合わせはこちら>>
求人をお探しの医師の方無料会員登録

わたしたちは、
誠意を持って
医師の皆様を
サポートします

ドクターズネットはスマートフォン対応
すすめスポット求人多数
メディカル・コンシェルジュ
ページのTOPへ